香取市
国宝に指定された資料を展示する伊能忠敬記念館、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている佐原の歴史的町並みやユネスコ無形文化遺産に登録された「佐原の山車行事」で使用する山車などを展示する水郷佐原山車会館を巡るコースです。
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物資の流通により江戸を支えた佐原河岸。小野川右岸の商家伊能家の10代当主伊能忠敬は、名主として佐原の繁栄に尽力しました。忠敬は、50歳で隠居し、後に江戸に出て、天文学・測量術等を学び、1800年から1816年までの10次にわたり日本全国の測量を行い、その成果は「大日本沿海輿地全図」(合計225枚)および「大日本沿海実測録」(全14巻)として忠敬の死後、1821年に完成し幕府に上呈されました。
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佐原村本宿組の名主を務め、酒造業や米穀売買などを家業としていた伊能家。現在は、この地に正門・店舗・土蔵・書院が残ります。
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国選定地区
佐原は、利根川の東遷により小野川が利根川と繋がると、その利根川の舟運と香取街道や銚子道といった陸路との接続点であることから、利根川の代表的な河岸として、江戸への荷の集積地として栄えた都市。
佐原市街地の中心部、南北に流れる小野川と、これに交差する香取街道沿いの地区。蔵造りの町屋や土蔵、洋風建築などの伝統的建築物が立ち並び、小野川などの環境と一体になり、近世以降の佐原河岸として繁栄した歴史的景観を今に伝えます。小野川護岸には「だし」と呼ばれる階段状の荷揚げ場が残る。香取街道沿い、小野川沿い、下新町通りでは、それぞれ異なる様相の町並みが形成されています。
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水郷佐原山車会館は、江戸優り文化の集大成であるユネスコ無形文化遺産(国指定重要無形民俗文化財)「佐原の山車行事」「佐原囃子」の伝統と文化を知ってもらうための施設。
館内では、約300年にわたり脈々と受け継がれてきた、江戸優りの文化の粋をあますところなく紹介しています。展示されている山車・彫刻・大人形は、夏祭りと秋祭りの前後に入れ替えを行っています。
■1階山車展示室
○秋祭りの山車(1年交代)
○夏祭りの山車(1年交代)
■2階展示室
○展示彫刻(1年交代)
〇常設展示品:彫刻、額、笛、太鼓、皷等
■3階企画展示室
○展示大人形(1年交代)
〇常設展示品:佐原で最古の大人形(関戸郷:猿田彦)や大人形迫出し装置(浜宿区)等