銚子市
漁家や農家の婦女が副業として生産した木綿の織物。
横糸に強い「撚り(より)」をかけて糊止めし、通常より幅広く織った木綿布は、湯で洗って糊を落とすと、横糸の「撚り」が戻って布の幅が縮み、独特の「しぼ」ができます。
この「しぼ」によって夏は涼しく、着心地がサラッとした織物になります。
藍色に先染めまたは後染めした反物は、高瀬船に積まれ、利根川をさかのぼり、江戸の花街などに出回り、「江戸の粋」を表す織物としてもてはやされました。
銚子縮みの技術の保持者である常世田眞壱郎氏は、千葉県指定伝統的工芸品にも指定され、伝統を守り続けています。
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