成田市
書道美術館前の近くにある水琴窟。岩清水が岩盤をつたって手水鉢の窪みに溜まる。溢れた水が下に埋められた常滑大甕(とこなめ おおがめ)の中に落下すると、その音が四方に反響し名琴の音を響かせる。日本庭園にみられる独自の風流な仕掛けは、江戸時代後期には完成され、庭師が瓶に落ちる水滴の音を聴き、その響きが良いことに気づいたことから造られたといわれている。成田山にお越しの際は、少し足を伸ばして成田山公園をご散策いただき、美しい自然に彩られた趣のある日本庭園と共に、江戸時代より伝わる水琴窟の音色をお楽しみ下さい。その澄んだ音色は、皆様の心の琴線にふれ美しく共鳴することと思います。
庭園・公園