佐倉市
城下町佐倉には、佐倉藩の政治を支えた武士たちの屋敷や彼らが見たであろう景色が当時のままに残されています。佐倉で生きた武士の生活を垣間見ることで、武士たちの質素かつ堅実なたたずまいに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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城下町佐倉の面影を今に残す土塁と生垣の通りに面して、「旧河原家住宅」(千葉県指定文化財)、「旧但馬家住宅」(佐倉市指定文化財)、「旧武居家住宅」(国登録有形文化財)の3棟の武家屋敷が現在公開されています。3棟とも江戸時代後期の建築で、佐倉藩士が暮らしていたものです。
旧河原家住宅は、市内に残る武家住宅の中で最も古いものとされ、展示された調度品に佐倉の武士の生活様式を垣間見ることができます。年4回特別公開を行っており、旧河原家住宅の建物内に入って見学することができます。通常は建物の外からの公開になっております。
旧但馬家住宅は、当時より現在の場所に建っていた武家屋敷で、建物内の見学・休憩ができます。また、年数回、甲冑試着会を行っています。
旧武居家住宅は、移築にともない出土した武家屋敷関連の資料の展示が見られます。
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江戸の東を守る要として、1611年より約7年をかけて徳川家康の従兄弟にあたる土井利勝(老中、後に大老)が築城した平山城です。土塁、空堀、水堀、馬出しを巡らした城構えは、「日本三城の内と言伝る」と当時の記録にも評される堅牢さでした。堀田正亮が1746年に入封以降は、堀田氏の居城として幕府を支えました。1962年に市の史跡に指定されました。現在は佐倉城址公園として整備されており、城跡内には国立歴史民俗博物館も設けられています。
TEL:(佐倉城址公園管理センター)043-484-0679
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「歴博」の愛称で親しまれている国立歴史民俗博物館は、1983年3月に開館しました。本館は日本の歴史と文化について総合的に研究・展示する歴史民俗博物館で、千葉県佐倉市にある佐倉城址の一角、約13万平方メートルの敷地に延べ床面積約3万5千平方メートルの壮大な規模を有する歴史の殿堂です。 原始・古代から現代に至るまでの歴史と日本人の民俗世界をテーマに、実物資料に加えて精密な複製品や学問的に裏付けられた復元模型などを積極的に取り入れ、日本の歴史と文化についてだれもが容易に理解を深められるよう展示されています。
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当社をはじめとして、麻賀多神社は、古来から十八麻賀多とよばれ、佐倉市内や隣接する市内に18社鎮座しています。今から1050年ほど前に完成した政令集「延喜式」神名帳の中にも記載があります。創立の年代は1869年の火災で古文書類が焼失してしまったために不明ですが、江戸時代になると、城地鎮護・佐倉藩総鎮守の神として代々の佐倉藩主・家臣に篤く崇敬され、武具など各種の寄進を受けるとともに、度々造営されました。現在の社殿は1843年、藩主堀田正睦が新たに建て替えたものです。